バイトで学んだ僕にとっての生涯の課題

前の記事に偉人で尊敬する人について書いたが、今生きている人で尊敬する人はパッと思いつかなかった(両親以外で)

が、
私は今年の春からラーメン屋でバイトをしているのですがそこの社員のHNDさんという方には人生の教訓をたくさん教えられた(ラーメン屋で働いてるだけなのにw)

この方は効率悪くて仕事ができないアルバイトの人に強めに当たる人で、結構すぐダメ出しして注意するのでメンタル弱いアルバイターはこの方が原因ですぐ辞めてくそうです(笑)

僕も仕事がちゃっちゃとできない人なので(昔っから何やるにも効率悪い( ゚д゚))このHNDさんに今日も叱られいじられまくったわけでふ...

叱られるってことはそこから学べるからいいんだけどこの方は私に必要なことを的確に言い当てたので本当にすごいと思った
その人の生き方も尊敬する

色々と指摘されたけど大まかにまとめると4つ

1、できる人を真似なさい
2、落ち着いて行動するとはのHNDさん的解釈
3、常にスムーズに物事が上手くいくように考える
4、全ては同じ仕組みだ

「できる人を真似る」
これはよく言われることすが
学ぶとは真似る(まねぶ)ことです
学校なんかは最たる例でしょう
その道の専門家たる先生方から生徒は説明を聞くことで先生の思考過程を吸収している
音楽も同じかなと
できる演奏者を見て良い技術だけを盗むなりして自分をさらに高めていく
こうして人間は少しずつ成長していくのでしょう
自分なりにやるのもいいけどたまには他人を眺めてみよう

「落ち着いて行動する」
HNDさんは落ち着くということを悪い言葉で表現すれば"諦めること"だと表現した
(良い言葉の表現は言ってなかったが、僕的解釈では"達観、超然的態度"のこと?かなと)
今日のバイトで例えれば、飯時はお客さんがたくさん来て注文が殺到する。
僕、さぁ、どうする?→めっちゃ作業を速くして焦りまくるε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
だが、これではミスが連発する、視野が狭くなって同僚と連携がうまく取れなくなる、正しい判断ができなくなる...などの弊害が生じて仕事が遅くなる
しかし、HNDさんはどんなに忙しい時でも
--ある1つの真実--
<全てを救うことは神にさえ無理だ>
ということを認識することで、自分がどこまでできるかを把握して"諦め"の態度をとることで自身を落ち着かせて正確に仕事をする
私は何分に何杯のラーメンが作れる
ならばあと他のラーメンは作るのは遅れてしまうのは自明である
そういう時はプライドを捨てて遅れてしまったならお客さんに、速攻魔法!!便利な言葉「ごめんなさいm(_ _)m」を発動するだけでよい
君(ブログ主)ってプライド高いよね〜と深層心理を見抜かれる
ある心理テスト(下リンクのQ3壁の高さはどのくらい?)でプライドが高いとされており、見事当てられた
自分の能力を把握して遅れることがわかっているなら謝るだけで良いでしょと
こんな簡単なことも僕はできなかった

かっこいいとはどういうことか?
プライドを持って焦って作業を早めて、逆に失敗して遅くなることか
プライドを捨てても良いから、自分の能力を把握して遅くなってでも良いからしっかりと仕事をこなして"ごめんなさい"と一言言って他人に誠意を見せることか
どう考えるかはあなた次第だ

この出来事から私の好きな格言"汝自らを知れ"の言いたいところが1つわかった気がする
「常に物事がスムーズにいくように考える」
僕は考えるのが苦手だ
状況に臨機応変に対応することができずバイトでもよく足を引っ張ってしまう
HNDさん曰く、
"いつも物事が上手くいくにはどうすれば良いかだけを考えろ"
(また、物事が楽にこなせるにはどうすれば良いかとも言っていた)
ということで、物事が上手くいくには全体が俯瞰できていなければならない
ボーッと全体を見る感覚が頭にいつもあるという
ラーメン屋のバイトで言えばホールでお客さんの注文や食べたあとの皿を片付けつつ、キッチン側の食器洗いをしてその皿をさらに片付けたりラーメンが作られている経過と完成したことを意識する
これらラーメン屋で起きていること全ては輪廻のように一続きにつながっている 
1つの作業が滞れば全ての作業が麻痺して止まってしまうのだ
まるでTCA回路のようだ
例えば、食洗機で洗った食器をその次にもとある場所へ戻さなければならない
これを忘れると作ったラーメンを入れる食器がなくなってしまい、ラーメンが提供できない
大げさに言えばこれでラーメン屋の機能がダウンする
言いたいことは全ての作業は一続きになっているので、何かが止まるとドミノ倒し的に全体が止まるのだ
こうして効率が悪くなり悪循環に陥る
だが、全体を見通すことで今1番しなければいけないポイントにすぐさま着手することで全体は滞りなく進み効率よく一連の作業は回る

また、僕がよくやることなのだが、物事を早くやろうやろうと焦るがあまり並行作業をしだすことがあるがこれは返って効率が悪い
1つの作業を集中的にやって終わらせないと
まだ途中作業のものが他のものを阻害する可能性が十分にあるからだ
今1番しなければならないものを全体を見て一点突破することを繰り返すのが物事の近道である

「全ては同じ仕組みである」
HNDさんは仕事がテキパキとこなせて判断力がずば抜けている
この方は高卒だからと謙遜して頭が私のほうが悪いけども と私に対して説教するとき前置きするが、決してこの方は頭は悪くないと思う
むしろ僕の方が悪い
僕が大学通ってるのが申し訳なるくらいだ
人間的賢さというのだろうか
これは知識の量が問題ではなく、物事の本質(ここでは、それ自体の目的、物事に共通すること)を考えられる能力である
この点でこの方は優れている
勉強ができても(僕はどうでしょうね?)仕事ができない人がいるとは父さんからよく聞いていたがまさかこの僕が当てはまってしまっていたとは...とショック(・Д・)
勉強で例えば、ものをたくさん覚えるとしたら、系統立てて整理してスムーズに頭に入るようにする。
それと同じように、仕事もスムーズにできるように勉強で学んだことを生かして課題を達成していけば良いのだ。
今まさにやっている、化学実験では手際よく作業ができるように実験手順が順序よく組み立てられている。それと同じようにラーメンも作れば良い。
例えば、遅く茹で上がる麺と、早く茹で上がる麺がある。どちらから先に茹でるか?
遅く茹で上がる麺を早く入れるだろう。
そうすれば全体としての時間が最短で終わるからだ。
こんな単純なことも仕事でしっかりと考えてやっていけば効率につながる。

どんなことをやるにしてもある分野のことが他のことと共通点がどこかにあり応用(というと難しそうだが、ただ発見して同じことをするだけ)いけばうまくいろんなことができるようになる。
単純なことだ。

HNDさんは物事の目的をしっかりと考えて行動している
例えば、よく汚れが取れない鍋があり食洗機で大体2回洗えば良い私は聞いていたのでそれ通りやろうとしていた
だがこの方に指摘されたのは、"汚れが取れるまで何回も洗え(取れるなら)"
回数は問題ではないのだ
洗うとは汚れを取るということである
こんな当たり前のことさえ私は考えずにただ人に言われたことだけをやってきたのだ
マニュアル人間、指示待ち人間というものに私は成り下がっていたところだった
どんなものにも目的、理由がありそれを一般化したものが業務内容やマニュアルになっているのである
目的や理由が達成されるなら言われた通りしなくても良いしむしろ工夫して楽にできるように考えて行動するのが自分のためである
このようなことは世の中にある殆ど全てにおいて言えるだろう。


最後に余談であるが、
私は真面目な人であるという与えるらしく
真面目なのは大事だがすぐ折れてしまう(医学的に言えばうつ病)
例えば、老人の体を考えてみよう
老人の体はあちこちが硬くなっておりすぐ腰が痛い肩が痛いとガタガタである
が、若々しい子供の体は柔らかくちょっとやそっとじゃ壊れなくて、傷んだとしてもすぐ治りやすい
これと同じように、真面目に硬く生きるんじゃなくて、柔らかく堂々として多少チャラいくらいに生きたほうがこの先うん十年生きてくと考えたら楽だよと助言してくださった

メリハリつけるのは大事だと思っているが
もう少し柔らかく生きようと思う

HNDさんの生き様、考え方は私にとっての目標であり尊敬するものとしてこれからあり続けるだろう




余談の余談、
ラーメン屋のバイトではキッチンはまだでホールをやっているのだがHNDさん的基準ではキッチンでラーメンを作る作業は
もし、君に完璧主義の彼女がいてラーメンを作る作業工程を1つでもミスしたら別れるって言われても作る自信があるか?
だという
確かに世に出す商品としてはこのくらいの自信と正確さがないと認められないだろう
まだそんな自身は全くない!
精進します(ㅎωㅎ*)
何事も上達するには完璧を追い求めるべきか

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