いい刺激になった

エリアフ=インバル指揮による都響のシューベルト7「未完成」とチャイ6「悲愴」を聴いた。

未完成は真面目に曲を通して聴いたことなかったのでこんな感じかぁとまじまじと聴いていた。

繰り返し部分が多い曲だと思った。とてもテーマのフレーズが印象に残る作りだった。

二楽章構成のためかあっという間に感じられた。

さて、問題は悲愴だ。


この曲は2ヶ月後の定期演奏会でトップで自分がヴィオラパートを弾くのだから席を乗り出す勢いで耳を傾けて聴いた。

もちろんフィンガリングポジションやボウイングの使い方など仔細まで観察した。

例の冒頭と19小節目からのすすり泣くようなメロディはとても安定したものだった。

やはりプロ、決めるとこはバシッと決めてくる。

そして指揮者とピッタリ息のあった演奏。
とくに三楽章は洪水が引いては襲い寄るように緩急があり、指揮者に合わせてまるで軍隊が行進でもしているかのように

ダンッ!!!

からの

ババーン!!


とオーケストラが一つの楽器としてまとまっていた。

完璧すぎる。

今日の公演を聴いて自分の中に明確な曲のイメージができた。

もっと努力してより良い音からなる物語を作っていきたい。




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